アカミのウマミ
ポカポカ陽気に衣を薄くすれば花冷えの風にむせぶ悩ましきコノゴロ、近年流行りの赤身肉の美味しさの秘密にせまってみようと思った次第で
幼少のみぎりより霜降り至上の価値観を育んで参りました身としましては、「赤身肉ダトォ…霜降らぬ者が旨い訳があるカッ!」と盲信しておりましたが、食べてみると「アラ、美味シィ」と洗脳が解けた今、ナンデ旨いんだろう?の問いにつらつらと
” 噛みしめる喜び ”
霜降り肉のヒトハミフタハミでとろける脳天直撃な旨さとは対極に、
ひと噛みめの「オヤッ手強いやないか」を皮切りに、
噛めば噛む程「ウム…コイツは…口の中で…化けやがる!」最初の疑念は旨味への歓喜と変わり、噛み続ける事による“肉を喰らってる”という満足感が旨味を更に押し上げていると思い至ります。
” ウマサ元素 ”
調べますと赤身肉にはグルタミン酸・イノシン酸という旨味成分が潜んでいるそうで、熱を加えればウマミパワーを爆発させる事が出来るとあり、
また余りに高温に晒し続けると逆に失われてしまう性質もある為、パッと強火で表面を焼き上げてからトロ火ないし保温でじっくり熱を伝えるのが旨さを引き出す秘訣だそうです。
嗚呼、遥かなる赤身の魅力。昭和町廣岡でも赤身商品大拡充で商っております。
皆様の御来店お待ちしております。
西でした。
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